2014年9月15日月曜日

[FO] poolside by Isabell Kraemer

フェアアイルのカーディガンが先に完成しているのですが、涼しくならないと着画が撮れないので、その次に編んだpoolside行きます。

Isabell Kraemerさんのpoolsideです。
このデザイナーさんのパターンはon the beach、driftwoodに続き3作目になります。1、2作目を編んでいた時からpoolsideは綿糸で編んでみたいなぁと思っていました。1、2作目は合細のウールでしたがその細い糸でも手編みできる、という確信が得られたので、今度は合細の綿糸で!という気持ちになったのです。

そもそも暑がりなので、サマーニットは諦めていました。でも、AvrilさんのspeckでSwatchを編んでみると、その編地は薄くて風通りが良さそう。これなら夏でも着れそう…。Avrilさんの「1000円お買いもの券」が期限切れ間近となっていたので、それを足しにして着分お買い物したのは去年の夏の終わり。いつ編めるのかなぁ、と思いながら…。


170gあります。
Swatchを取ってみたところ、パターンのゲージとは大きく異なりました。

前にon the beachを編んだときにもパターンよりも使用糸がハイゲージだったので、XLサイズで編んでXSサイズになるようにしたことがありました。見頃幅は、確かにXSサイズに仕上がったのですが、ポイントでもある大きく開いた衿がきゅっと小さくなってしまったのでした。必ずしも見頃幅と衿のサイズはゲージサイズに比例している訳ではないのですね。近いサイズ同士であれば目立たないのでしょうが、大きくサイズが異なる場合影響が出てしまう可能性があるようです。

そこで今回は、パターンとSwatchのゲージの比率からXSサイズのパターンの目数と段数を再計算しました。
パターン:20 sts and 29 rows
Swatch:32 sts 37 rows
という違いでしたので、目数は1.6倍、段数は1.26倍しました。でも、メモには段数は1.4倍に訂正が入っています。理由はもう覚えていない…。
この倍率ですべての目数と段数に関わる数値を再計算。増減目は縦横で倍率が異なることもあり調整が難しかったと記憶しています。

全部の数値を再計算してパターンに書き込んでしまえば、あとはパターン通り編むだけでした。
出だしの衿を編むとき、指定より細い針で編んでしまいました。問題なくて、ほっ…。
レースパターンは、メリヤス編みより一つ号数を下げました。数段編んでみたら少し編み目が緩く感じたからです。パターンはウールの糸だけれども、伸縮の少ない綿糸で編んでいるからかなぁ。
レースパターンは伸びるそうなので、長すぎないように気を付けて編み終えました。


洗って着てみました。少し丈が縮んだようです。縦ゲージが37段だったのに41段に…。自分の許容範囲には収まった感じです。

完成してみての感想。
パターンは、難しいところはなく楽しく編めました。Isabellさんのパターンはどれも判りやすいです。
八分袖くらいにできあがったが、真夏は無理。私は無理。でも、編地は薄く風通りもよいので、袖がなかったら着れそうです。試着してみて、来年絶対半袖バージョンを編もうと心に決めました。

使用したアヴリルさんのspeckは、編地が微妙な濃淡のグラデーションになり、派手ではなく良い雰囲気です♪



使用した糸量は、116g。
来年の半袖バージョンは、100g用意すれば十分そうです。10g120円の糸だから1200円+税。
糸の値段よりも送料700円の方が気になる…。

今回のプロジェクトは、ゲージの再計算が成功したことが一番の収穫でした。speckと同じようなコーン巻きの細い糸の在庫がまだあるのです。それらの糸も再計算して編めることが判って満足のいくプロジェクトになりました。on the beachはもう一着、ちゃんと再計算して編みたいです。