何年か前に買った段染めのカセ糸。着分には足りず悩んでいたところ、Midori HiroseさんのChaikaと出会いました。並太糸をローゲージで編むデザインです。コレならいけそう。
↑第2回 中野遠征で入手した糸。今回のターゲットです。
↑ジョルジュピコーのピシネット。大昔に買いました。段染め糸だけでは細いので引き揃えることにしました。
↑衿用に用意したUK AlpacaさんのSuper Fine DK。色はLunar Grey。グレージュみたいな色を希望していましたが、青みのあるグレー。ちょっと違う。
メインの段染め糸がアルパカリミストと思われるので、衿用の糸はアルパカ糸を捜して買いました。でも、ネットショッピングだったので、思っていたのと違う色…。ピシネットは、張りのあるモヘアです。鎖編みが輪っかのようになることを利用してデザインされたショールやストールが一世風靡した時代がありました。買ったけれど死蔵していた糸。今回、日の目を見ることになりました。
いろいろ考えて用意した糸でしたが、指定の号数の針ではローゲージすぎると思い、針の号数を下げました。するとゲージが出ないので、XS–MサイズとL–XLサイズをミックスすることに。XS–Mサイズで衿を編み始め、その後の増し目をL–XLサイズで編み、身頃と袖はXS–Mサイズになるようにつじつまを合わせました。
↑完成。さくっと編めます。
↑段染め糸の効果で肩にV字のボーダーが現れました。地層のよう。
↑買ったけれど、ほぼ未使用だった10号棒針。間違えて2セットも買ってしまったという苦い思い出とともに袖編みに活躍してくれました。
↑袖口のゴム編みは8号。近畿編針さんのSWITCHの出番。楽です。
完成してみて。
サイズをミックスしたため試行錯誤しましたが、きちんと形になりました。脇がだぼっとしたデザインなので、上着を着るときにもたつきます。おうち専用になりそう。ゆったりして着心地はよいです。
でも、衿に選んだ色が思っていたのと違う、という思いは、完成後も残ります。段染め糸とジョルジュピコーのピシネットの相性は良かったので、解いて編みなおそうかな。そんなことを言いながら、来冬にヘビロテしてたりするかもしれません。