2013年5月21日火曜日

まきまき

GWに実家に眠っていたものをもらってきました。



糸巻き器、いわゆる『まきまき』です。



ロイヤル工業製のようです。私が小さい頃から家にあり、半世紀近く前の物と思われます。母は昔、中細のカセ糸を巻くのに使用していましたが、今は引き出しいっぱいの玉巻糸で2年に一着くらいのペースで編んでいます。もう不要でしょう。快く譲ってくれました。

かせくり器もあったけど、金属製。うちには人間かせくり器が二人いるし。物は少ない方がいい。欲しくなったら頂戴って言おう。

机に固定する器具はなくなっていました。ハンドルはぐっと本体に押し込むようにして回さないと、どこかの歯車の噛み合わせが悪いようです。でもまだ使えそう。まずは少しだけ残ったコーン巻を巻きなおしてコンパクトにしたいな。

2013年5月20日月曜日

[FO] vest

前の投稿のfair isle pulloverでメインカラーにしたグレーの糸は、コーン巻のシェットランドヤーンでした。昨年秋にJamieson and Smithから購入したものです。糸が届いて間もなく「スーツの下に着るベストが欲しい」と寒がりの相方が言いました。まとまった量で会社に着ていける色の糸はこのコーン巻しかなかったので、届いたばかりの糸でCOした次第です。

パターンは、Raverlyで見つけたクローバーさんのフリーパターンを使用。ゲージが全然違うので、ゲージの再計算をしました。男性ものなので脇は直線ですし、V-Neckも直線の減目でしたので、適当に…。袖ぐりの減目はカーブでしたが、これも野生の感で適当に…でした。

かなり適当でしたが難しいパターンではないので、注文主が冬中愛用してくれる一品に仕上がりました。

両脇に一目ゴム編みのリブが袖ぐりまで続いていて、ほど良く体のラインに沿います。多少、着ている本体の幅が増減しても格好が付くかしら。今回使用したシェットランドヤーンはゴム編みの目が綺麗にでる糸ではありませんでした。スーツに合わせて着るものですから、ゴム編みが綺麗に出る上等なストレートヤーンを選択した方が良かったんだな、と完成後に思いました。しかし、シェットランドヤーンは暖かい!寒がりさんにはこの糸で良かったんです、きっと。

このvestの完成後、前の投稿のfair isle pulloverを編みました。vestに使用したコーン巻はそもそもfair isle pulloverのためにSwatchまで編んで購入したものでした。vestを編んだためコーン巻だけでは足りなくなってしまいましたが、在庫があったので事なきを得ることができました。完成したvestとpullover以外に残ったものが一つ…。

コーンです。
すごく頑丈。紙ごみで出したいけど潰せない。

そうそうJamieson & Smithのコーン巻はとてもお得でした。日本から注文すると非課税なので20ポンドちょっとで買えます。25gの玉巻と比べると半額でした。コーン巻は500gもありますから20玉分。全部使い切ると大きな達成感です。

2013年5月9日木曜日

[FO] fair isle pullover

今年の冬、唯一のProjectとなりました。
十うん年前に編んだジップアップのカーディガン。両肘に穴が開きました。シェットランドヤーンを2本取りにして編んだもので、暖かさ、ジップアップの機能性にご本人は大変満足して毎冬いっつも着ていたので、致し方ありません。これまでも何度も修理していたので「新しいものを編もうか?」とたずねると、「同じものが欲しい」との返答でした。

編む方としては違うものを編みたいので、穴の開いたカーデの編み図をフェアアイルのヘンリーネックのセーターに変更。元々の編み図は、おしゃれ工房2001年10月号に載っていたきゆなはれるさんデザインの作品です。ゲージが全く異なるため、たた&たた夫さんの実寸方眼紙を使用してカーブ部分の減目を再計算しました。

ベースとなった作品はラグランスリーブなのですが、ラグランの減目が直線ではないのです。日本の編物作品っぽい洋裁ベースのカーブしたラグラン線のデザインは、作った人にしかわからないかもしれませんが、見た目も着用したときも満足度が高いです。我流の自分ではデザインできないので、プロの方にはお手本になる美しいラグランカーブの作品をたくさんデザインして欲しいな。ラグランラブなんで。
減目の再計算は、このラグランカーブと衿ぐりのカーブに行いました。

フェアアイルの柄は2種類のパターンから拝借してきたものです。
全体に配置した雪柄模様は、「Folk Knitting in Estonia」という洋書に載っていた「Anu's Mittens」というミトンのデザインから。
袖と身頃の裾の鹿模様は、フリーパターンの「Frolicking Deer Hat」という帽子のデザインから。

鹿模様は、身頃の目数に合うように鹿と木の配置と数を調整しました。
着画を見ていて思うのですが、このような左右のある動物柄は、セーターの正面から見たときに動物同士が向かい合わせになるように配置するものなんじゃあないだろうか…?着ているご本人はこのような些細な事象に無関心な方なので、この疑問は闇に葬ろう…。また動物柄を編むことがあったら、そのときこそは!

2013年5月8日水曜日

Jamieson'sで補給作戦

編みかけのフェアアイル。本には1玉と書いてあったけど、ぎりぎり足りない色が出てしまい買い増しすることになりました。



本当に必要だったのは、手前に映っている3玉のみ。
イギリスの本家サイトからの購入だったため、送料との兼ね合いでそこそこ数を購入しないと一個単位の価格が高くなってしまう。これから編みたい作品のことを考えて、結局37玉購入しました。これで家の在庫糸とあわせて3作品が編めるはずです。

いつの間にか価格が一玉0.1ポンド値上がりしている気がする。Royal Mailの送料もこの4月から上がったらしい。そして、円安。これまでよりも割高感を感じる買い物でした。とは言え、1ポンドが260円だった頃を考えると、とっても安いんですけれど。

注文したのは4/19、届いたのは4/28でした。GWの前半でしたが、国際郵便の小包は特別扱いらしく休日でも配達してくれました。前日に編みかけのフェアアイルは編めるところまで編んでしまい、注文した糸がこないと先に進めない状態でしたので、届けてもらえて良かったです。